最新号

「薬局」2019年10月 Vol.70 No.11

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2019年10月 Vol.70 No.11
気管支喘息
最新の戦略的?継続的マネジメント

定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

特集の目次

■特集にあたって(坂野 昌志)

■気管支喘息の病态-フェノタイプ?エンドタイプ-(冈本 薫 ほか)

■気管支喘息の自然史?长期経过(桑原 和伸 ほか)

■最新の気管支喘息治疗戦略
?小児?成人の喘息治疗とその违い(藤泽 隆夫)
?GINA2019改订のポイント(白井 敏博)
?ACOの治疗戦略-気管支喘息とCOPDの类似点と相违点-(坂仓 康正 ほか)
?难治性喘息における分子标的薬の现状と课题(大岩 绫香 ほか)

■よりよい吸入疗法を実践するためのチェックポイント
?吸入疗法を开始する患者への初回指导のポイント(坂野 昌志)
?吸入指导のサポートツールと患者によくみられる误操作(近藤 晃史)
?吸入疗法の経时的なフォローアップ(中根 茂喜)
?吸入剤変更时の患者指导のポイント(梶原 洋文)

■喘息重症化因子とそのマネジメント
?アレルゲン(小沼 利光 ほか)
?ウイルス?真菌(市川 和哉 ほか)
?肥満(宫崎 雅之)
?吃烟(霍间 尚树)
?大気汚染?気象(岛田 泉)

シリーズ

■薬剤师が三ツ星シェフ ~业务に活きる!活かせる!経静脉栄养のホントのところ~
薬剤师と临床栄养との関连性
(东 敬一朗)

■薬剤师ふたばの症例検讨奋闘记
症例検讨会に向けた准备-②
症例,フォーカスを考える
(矢野 良一 上塚 朋子)

■医疗マンダラ ~思考と感性のセンスを磨く~
治疗における薬物の役割とは?
~あらゆる治疗法は,生体の有する「自然治癒力」を前提として成り立っている!~
(中野 重行)

■プロフェッショナルEYE 専门薬剤师からみた勘所
緑脓菌菌血症の治疗を研究せよ!
(望月 敬浩 仓井 华子)

■褥疮コンサル虎の巻 ~褥疮の発生要因を考える~
疾患と褥疮との関系は?-③
疾患によって予测される褥疮発生とその対応 神経疾患と褥疮①
(沟神 文博)

■精神科における个别化医疗を目指して
认知症治疗薬
(山本 吉章)

■BMs-Podによる真の薬物投与设计 ~薬物动态解析の临床への还元~
BMs-Podの基本的な扱い方:ベイズ推定の活用方法
~シクロスポリンの投与设计~
(尾田 一贵)

■薬剤师にもできる! 将来幸せに働くための投资讲座
外货投资の落とし穴と正しい使い方
(桑原 秀徳)

■「治疗」「薬局」合同连载 
症例×Q&A 超高齢社会シコウの利尿薬适正使用シコウ
利尿薬は肾尿细管に作用してNaを排泄する薬剤であり,尿细管机能を维持する薬剤だ
(杉本 俊郎)

巻头言

 気管支喘息による死亡者,いわゆる喘息死は1990年代前半までは実数で5,000~6,000人で推移していたが,1993年にガイドラインが刊行されて以降,吸入ステロイド(ICS)を中心とした治疗の重要性が认识されるようになり,2016年には1,511人となるなど约20年で喘息死は1/4~1/3にまで减少した.しかし,厚生労働省が中心となり「喘息死ゼロ作戦」を展开しているにもかかわらず,いまだゼロには远く及ばない现状である.一方で,気管支喘息の患者数をみてみると,年々减少するどころか増加しており,成人発症例も多く400万人以上の患者が苦しんでいる.
 以前は入院して治疗をするケースも多かった気管支喘息であるが,高い治疗効果を示すICSが积极的に使用されるようになり,长时间作用性β2刺激薬などとの合剤や,患者ごとの适性に応じて选択できるさまざまなデバイスの开発などもあり,现在ではよほどの重症例でなければ外来での通院治疗が中心になっている.
 吸入剤は患者がうまく使用できるかの判断が重要で,吸入指导する薬剤师が要点をおさえながら适切な评価を行うことができるかどうかで治疗効果に大きな影响を及ぼす.そのため,ガイドラインでの薬剤选択基准を理解するとともに,デバイスの特徴も正确に把握し,必要に応じて処方医に対してデバイスの変更などを提言できるだけのスキルを身につける必要がある.しかし,患者の大多数が外来治疗になっているため,病院薬剤师の中には吸入剤のデバイスの特徴を理解していないばかりか,実际に见たことや操作したこともなく,他の疾患が原因で入院した患者が吸入剤を持っていた场合に慌ててデバイスの操作法を调べるといった事例も珍しくない.また,保険薬局薬剤师では多数の患者の対応に追われ,処方された吸入剤の操作法を説明?确认するのみで,処方内容の评価や本来确认すべき项目まで目が届かないことも少なくない.
 本特集では気管支喘息の病态,治疗,ガイドライン変更のポイントなどに関する最新の情报を第一线で活跃しておられる医师の先生方に,また,実际の吸入指导のポイントや指导时に必要な项目を本分野で実绩を残している薬剤师の先生方に执笔していただいた.本特集と共に『気管支喘息?COPDの吸入剤(Rp.+ 2018年冬号,南山堂)』をご一読いただければ気管支喘息治疗に関わる薬剤师として最低限,身につけておかなければいけない知识を得ることができると考える.「吸入疗法は薬剤师の适切な関与がなければ成立しない」ことを自负し,本特集を明日からの业务にお役立ていただければ幸いである.

坂野 昌志
名古屋セントラル病院 薬剤科 副薬剤长

次号予告

2019年11月 Vol.70 No.12
急性冠症候群
― 実临床に活きる薬物治疗の知识とスキルを身につける ―